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恵美子と清三が車を先に降りてから、30分近くが経過していた。
車中では、正志と梨花が体を離し、お互いに乱れた呼吸を調えている。

「僕が見た事を話すよ」
正志は梨花の表情を窺いながら、昨夜のコテージでの出来事と、
出発前に恵美子と清三が隠れて抱き合っていた事実を梨花に告げた。
 2017_05_31



2つ並んだ共用トイレはどちらも使用中で、恵美子が片方の扉の前に立つと、
すぐに目の前の扉が開き、中から恵美子と同年代の女性が小さな子供の手を
ひいて出てきた。

その女性は恵美子に軽く会釈をしたが、恵美子はその女性に目もくれず、
そそくさとトイレの中に入り勢いよく扉を閉めた。

トイレの中は3畳くらいの広さで、洋式の便器が隅の方に設置されている。
恵美子がタイル張りの壁面に掛かっている鏡の前に立つと、そこには潤んだ瞳で
興奮に上気した、物欲しそうな牝の顔した女が映っていた。

恵美子は靴を履いたままで、器用に短パンとショーツを脱ぎ去り、
便器横の鈍い銀色の手すりに引っ掛けた。

むき出しの下半身は、サマーニットの裾が辛うじて秘所を隠し、靴を履いているせいか、
若干脂肪が回って肉が緩んだ色白の太ももが強調され、とても2児の母親には見えない
エロチックな格好となっている。

恵美子は上がっていた便座の蓋を閉めて、ポーチからウエットティッシュを取り出すと
その上を丁寧に拭いていった。

拭き終わったティッシュを洗面台横のゴミ箱に捨てたところで、
―――コン、コン、コン、コン、コン―――
扉をノックする音がトイレ内に響いた。
 2017_04_12



恵美子は駐車場のアスファルトから一段上がった、ごみで溢れかえる
ゴミ箱の前で立ち止まり後方を振り向いた。
「責任を取ってよね」

恵美子に追いついた清三が顔をしかめる。
「何を取るって?」

「川野さんが火を点けたのよ。その責任は取ってもらうわ」
清三は恵美子の態度に狼狽えた。恵美子の本心を探るように目の奥を覗き込む。
「ほ~、そんなに俺のものが気に入ったのかな?」

「勘違いしないでほしいわ。私は貞淑な女じゃないの。梨花に聞けば
分かる事よ。夫や子供の前では貞淑な妻を演じているけど、私だって
結婚前にはそれなりにやってきた女よ」

恵美子を注意深く観察していた清三だったが、恵美子の欲情と挑発的な
態度が本物だと分ると、セックスができる喜びとともに女という生き物に怖さを感じた。

恵美子が言葉を続ける。
「体が火照る・・・・・・ 責任を取りなさいよ」
「ああ~、こっちも我慢の限界だ。早く入れさせろよ」

「待って!その前に聞いて。こんな事は今日で最後。私は家庭を壊すつもりは
ないし、梨花を悲しませるつもりもない。ただ、あなたが悪い・・・・・・ これから
気持ちよくイカせて・・・・・・ そして約束して。今後こういう事はしないって! 約束が
できないのならセックスはしない。帰って夫に抱いてもらう」

恵美子の淫乱な牝への豹変ぶりにすっかり興奮した清三には、恵美子の
申し出を拒否する余裕はなかった。

「何処でする?」
「男女共用トイレ」

「俺のものが忘れられなくなるまで、何度もイカせてやるよ」
「ダメ! これが最後、約束よ。守れないならもう終わり」

恵美子の鋭い口調に強い意志を感じる。
「分かった。約束は守る」

「じゃあ、時間がないから行きましょ」
恵美子が身を翻して歩きはじめたが、再び立ち止まり清三の方に
近寄って耳元に顔を寄せた。

「それと・・・・・・もう1つ約束して・・・・・・」
恵美子が囁いた内容で、清三の顔に一瞬迷いの色が生じる。

「わかった。考えとく・・・・・・」
恵美子は、清三の渋々といった返答を聞くとトイレを目指して速足で歩き始めた。
清三が遅れないように慌てて追従する。

「共用トイレは待ちがあるんじゃ・・・・・・」
「混雑しているトイレでも、共用トイレは意外に盲点よ。私が隙を
見て入るから、少し間をおいて5回ノックして」

「分かった」
「それと、入る時に中の子供に声を掛けるように・・・・・・ 分かる?」

「芝居?」
「そう、そう。なになにちゃん、1人で出来るかな? みたいな感じで」

「無理がないか?」
「意外に大丈夫よ。じゃあ少し離れて」

清三は、恵美子の計画に頷くと、その場に立ち止まって恵美子から距離を置き、
トイレを目指すサマーニットと短パンに包まれた豊満な後ろ姿を見送った。
 2017_04_04



夏休みシーズンの避暑地に近いAサービスエリアは、大型車の駐車スペースにまで
乗用車が溢れ、出口に近いガソリンスタンドに車の行列ができている。
 
トイレが併設されている建物の各出入口からは、絶えることなく人が行き来し
ドア自身が自動であることを忘れたかのように開きっぱなしとなっていた。
 2017_03_07



運転席と助手席の間にあるコンソールボックスの上には、恵美子の
財布や化粧品が入っている大きめの鞄が置かれている。

その上に、恵美子の愛用の膝掛が「こんもり」と言う表現が
当てはまるように、一見して無造作で、その実は計算された
高さを立体的に作り出す様にして存在する。

恵美子が目くるめく快感の渦の中で、震える体を抑えながら
自分の足元にあったものを移動させたのだ。
 
それは、助手席に伸びる清三の腕を隠すための目隠しであったが、
少し前から2人の交差する腕を隠すためのものになっていた。
 2017_03_06




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はじめまして。
本業から脱落したい
サラリーマン(?歳)です。
性癖が合えば嬉しいですね~
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