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僕はエンドロールが終わって館内が明るくなる直前まで、妻と田中の様子を窺っていた。
エンドロールが流れる中、田中に肩を抱かれた妻は身じろぎもせずに体を静かに預けていた。

夫ではなく、知り合って間なしの若い男に体を預けるという妻の大きな裏切りを目の当たりにして、
僕は気が付くとメインデッキの中央階段を1人で駆け下りていた。
 2017_06_19



妻のサマーワンピースの背中は大きく開いた形で、薄暗い映画館の中で
青白く浮いて見え艶めかしく感じた。
僕はその背中に近づこうと一歩踏み出したところで、違和感を覚えて足を止めた。
 2017_06_16



まどろみの中で、船体の静かな揺れを体に感じながらゆっくりと目を覚ました。
寝台に横になった時とは違い室内は薄暗く、妻と昼過ぎにレストランで別れて
から相当な時間が経過していることが分かった。

僕はすぐに寝台から起き出して上段の妻を確認した。
そこに妻の姿はなく、荷物は乗船時のままで、隣の寝台にも学生達の姿は
なかった。

―――絵理は映画に誘われていたな―――

僕は不安な気持ちを抑えつつ客室を出て妻を探す事にした。
 2017_06_13




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Author:ヒデマル
はじめまして。
本業から脱落したい
サラリーマン(?歳)です。
性癖が合えば嬉しいですね~
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