FC2ブログ

キャンプ? in car (11) ~キャンプ場 その6~


~キャンプ場 その6~

正志は声の主の正体を理解して、首筋に冷たいものを感じた。
「あなた・・・・・・」
恵美子の声は抑えられていて静かで、夫を起こさないように細心の注意を払っているようだ。

正志は、すぐさま起きだして2人を問い詰めたい気持ちであったが、僅かに残った理性がそれを制止させていた。
正志の頭の中では、整理のつかない疑問がうずたかくなってゆく。
 
―――いつから? いやそもそも合意が? もしかして強引に?
正志は冷たい汗をかきながら寝たふりを続け、妻の言動に集中した。

恵美子の震えた声から察するに、不貞行為の原因は清三にあるように思えたりもする。
しかし、恵美子の呼びかけは、夫に助けを求めるためのものではなくて、夫の眠りの深さを推し量っている節があるように思えた。

―――こっちが寝ていると分かったら、あいつとまだ続けるつもりなのか!?
正志の思考が飽和状態になったところで、恵美子の気配が遠のく。

隣のベッドが軋む音。
正志の頭の中で、恵美子が清三の広げた腕で出来たタオルケットの隙間へ静かに滑り込む姿が浮かぶ。

「なっ、起きてないって」
「確かめないと・・・・・・」

「早くこっちへ」
「もう・・・・・・ あ~ん、だめ~」

程なくして「ちゅ、ちゅ」とキスを交わす音と、男女のくぐもった会話や2人の含み笑いが聞こえてきた。
―――恵美子が清三と積極的に!?

正志の隣のベッドから、再びリズムカルなベッドの軋む音が始まる。
「うっ、うっ、はっ、はっ、あ~ん、い~ん」

「恵美ちゃん、恵美ちゃん、恵美子!」
「呼び捨てはダメ~ん」

「恵美子いいよ!」
「ダメっ~いぃい!奥まで~届いてるぅ~」

正志は忍耐強く寝たふりを続けている。
清三の鼻息は荒くなり、恵美子の深く感じている時特有の低い喘ぎ声が聞こえる。

正志の隣のベッド上では、清三と恵美子が次第に行為に没頭しはじめていた。
清三に至っては正志の妻を自分のもののように呼び捨てにする。

正志は、妻が不貞行為を積極的に進んで行っているであろうと確信した。
 2015_12_28


Comments


 管理者にだけ表示を許可する


08  « 2017_09 »  10

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

現在の閲覧者数

現在の閲覧者数:

プロフィール

ヒデマル

Author:ヒデマル
はじめまして。
本業から脱落したい
サラリーマン(?歳)です。
性癖が合えば嬉しいですね~
★★★相互リンク、コメント大歓迎★★★

最新トラックバック

トータル来場者数

ブロマガ購読者向けメールフォーム

全記事表示リンク

検索フォーム

リンクはフリーです

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
アドレス:
本文:

ランキング




PAGE
TOP.