FC2ブログ

キャンプ? in car (19) ~キャンプ場 その14~


~キャンプ場 その14~

キャンプ場での最後の食事。
コテージの外に設置されているテーブルを2家族が囲い、昼食のカレーを楽しんでいる。

「テレビでよく見る串刺しの魚・・・・・・食べたかったのに」
梨花が残念そうに正志を見る。その表情からは、若干の甘えたような表情が窺える。

「本当よ。期待していたのに」
恵美子も正志を見て、責任が夫1人にあるかのように強めの口調で責める。

「他の客も釣れなくて怒っていたよ」
見かねた清三が助け舟を出す。

「そうだな。帰りにあの事務所に苦情の一つでも言ってやるか」
「返金してくれるかもな」

男たちの言い訳をおかずに、食事が進んでゆく。
そんな中で、正志の足に何か柔らかいものが触れた。

体を背もたれに預けて、自分の足元に視線をやると、そこには素足の足が見え、その指先が膝の当たりに触れていた。

そう大きくないテーブルだが、偶然に足が当たるような狭さでもない。
視線を上げると、梨花が悪戯っぽい笑みを浮かべて正志に話しかける。

「お替りは?」
「お替り?まだ沢山残ってるけど・・・・・・」

恵美子が正志の皿を見て、梨花に向けて首をかしげる。
「お替りするかなって思って」

正志は「お替り」の隠れた意味に苦笑いを浮かべて
「じゃあ、もう少しだけ・・・・・・」
と股間を硬くしつつ返答するのだった。
 
昼食の後片付けを子供たちも含めて分担して行い、着々と帰り支度が整っていく。

正志と子供たちは、清三がコテージから運び出してくる荷物を車に詰め込む。
梨花は食器を外の洗い場で手際よく洗い、その場で水をふき取っている。
恵美子は、コテージの中で忘れ物の確認と軽い清掃を行っている。

正志が荷物と格闘して、一番大きなクーラーボックスを積み終えると、車の周囲には積み込む荷物がなくなっていた。

子供たちは、小物を適当に車内に投げ入れると、コテージ近くにあるという遊具へ遊びに行ってしまった。

正志は、清三にまだ荷物があるかどうかを確認しようとして、言葉を飲み込む。
コテージ内がやけに静かに感じ、ふっと昨夜の光景が脳裏をよぎった。

気が付けば忍び足で、コテージ側面の出窓の前に移動していた。
カーテンは開いている。

窓に外の緑が反射して、中を見通せないが、顔を近づけて斜めに屋内を見ると、正志の脳裏によぎった光景が窓ガラス越しに飛び込んできた。
恵美子と清三が、出入り口から死角となる隅の方で、互いに抱き合ってキスをしていたのだ。

窓ガラス越しに見えるのは、大きな清三の背中だけだが、恵美子の両手が清三の脇の下から背中に回され、指輪をした手が清三の背中にしっかりと添えられていた。
 
その手が時折、爬虫類の移動を思わせるように妖しく清三の背中をまさぐる。
正志の股間は、自身では気が付かないうちにエレクトし、心臓の鼓動とシンクロして大きく脈打っていた。

―――2人の関係はいつから・・・・・・

抱き合って離れようとしない2人を見て、かなり以前からの関係に思えたが、いきなり妻の手が清三を押しのけた。

妻の顔がのぞき、その口元が「止めて」と言っているように見える。
清三は怯むことなく、恵美子の肩を引き寄せる。

恵美子は頭を振って拒否の態度を示すが、その抵抗はあまりに弱く、そのまま再び抱き合う姿勢になった。

―――清三が強引に・・・・・・

清三の強引な態度に、正志はコテージに踏み込んでやろうかと一瞬考えたが、あまりにも弱い妻の抵抗を見せられ、その考えを改めざるを得なかった。
正志は、2人の関係の深さや、弱いなりにも妻が見せた抵抗の意味を考えると混乱した。


子供たちの声がコテージの入口付近から聞こえ、中の2人は素早く身を離した。
正志は混乱した頭のままで車の方へ戻ると、梨花がちょうど食器を洗い終わったところだった。

「あら、うちの人と恵美子は?」
「中で忘れ物の確認だと思う」

「ふーん。帰りはうちの人に運転させるわ」
「いや、保険の関係があるから」

「大丈夫よ。事故しなかったらいいんでしょ。高速道路は一本道」
梨花が人差し指を立てて屈託のない笑顔を見せた。 
 2016_10_25


Comments


 管理者にだけ表示を許可する


10  « 2017_11 »  12

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

現在の閲覧者数

現在の閲覧者数:

プロフィール

ヒデマル

Author:ヒデマル
はじめまして。
本業から脱落したい
サラリーマン(?歳)です。
性癖が合えば嬉しいですね~
★★★相互リンク、コメント大歓迎★★★

最新トラックバック

トータル来場者数

ブロマガ購読者向けメールフォーム

全記事表示リンク

検索フォーム

リンクはフリーです

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
アドレス:
本文:

ランキング




PAGE
TOP.