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キャンプ? in car (23) ~復路 その4~


夏休みシーズンの避暑地に近いAサービスエリアは、大型車の駐車スペースにまで
乗用車が溢れ、出口に近いガソリンスタンドに車の行列ができている。
 
トイレが併設されている建物の各出入口からは、絶えることなく人が行き来し
ドア自身が自動であることを忘れたかのように開きっぱなしとなっていた。
 
清三の運転する車は駐車場を一巡し、程なくして出口に近い大型車の駐車スペースに
空きを見つけて停車した。

「運転お疲れ、次は僕が交代するから」
「まだそんなに走ってないだろう・・・・・・ もう少し距離を稼ぐ」

「いや、そもそも保険が・・・・・・」
「はぁ~保険ね・・・・・・ わかった、わかった、交代する」

正志の生真面目さに「うんざり」という表情を作り、面倒そうに返答する清三の股間には
助手席に座る恵美子の手が直に添えられている。

清三の股間はエレクトし、恵美子の手に肉棒の火傷しそうな熱と、
興奮に脈打つ感覚が伝わっている。

「あなた? 子供達はまだ起こさない方がいいと思うの。交替で車を離れましょうよ」
恵美子が清三の肉棒を「キュッ」と軽く握りながら正志に話しかける。

「そうだな、前と後ろで交替するか?」
清三も恵美子の意見に続いた。

「う~ん・・・・・・ 僕が先に残るから3人で・・・・・・」

「私は後でいいから、前の2人で先にどうぞ。だって・・・・・・
この席から降りようとしたら香住ちゃん達を起こしてしまうわ」
正志の言葉が終わらないうちに梨花の言葉が被さった。

正志は梨花に視線を向けた。
梨花は正志の視線を受け止めて、熱く潤んだ眼差しを返す。
その眼差しに正志は悲しみの色を感じた。

「じゃあ、前の私たちが先に降りるわね。混雑しているから
ちょっと時間が掛かるかも・・・・・・」
恵美子が清三の肉棒を強めに握る。

「っあ!っと、そうだ、そうだ、ちょっと腹の調子が悪くなったような」
清三が短パンの上から恵美子の手を掴んだ。

「いいよ、ゆっくりしてくれば。混雑しているし・・・・・・それに子供が
起きたらこっちも降りるから」

「じゃあ、あなた。先に降りるわね」
恵美子が助手席のドアを開け、清三が「トイレ、トイレ」と言いながら後に続いた。

2人が連れ立って車から離れていく。
恵美子の後ろを歩いている清三が、やけに前かがみであったことに
正志と梨花が気付くこはなかった。


運転席と助手席の2人がいなくなった車内いは、子供たちの寝息が小さく響いる。
小さくとも規則正しい寝息から、子供達の深い眠りが窺えた。

清三と恵美子の姿が見えなくなると梨花がポツリと口を開く。
「気付いてた?」
声が緊張で震えているように聞こえる。

「なにが?」
「わたし見たの・・・・・・ 2人がキスするところ・・・・・・」

「っえ!?」

「高速道路を走っていて少しウトウトしたの。でも恵美子の悲鳴というか、
変な声が聞こえてきて・・・・・・ 前の2人を見ると、
なんだかゴソゴソしてたの。何をしているのか鞄が邪魔で
見えなかったけど、うちの人の顔が恵美子の方に近づいて・・・・・・そしたら、
恵美子がうちの人の方に顔を向けてそのままキスしたのよ・・・・・・」

正志は、キャンプ場で片付けの最中に覗いた窓越しの光景を思い浮かべていたが、
梨花の告白でその場面ではない事を理解し、帰りの家族がいる車内で2人が
事に及んでいた事に驚き、怒りを覚えた。

梨花の肩が小さく震えている。
「梨花ちゃん・・・・・・」

正志が梨花の顔を窺うと、その表情は怒りと悲しみ、そして驚きが入り混じったような
複雑なものに見えた。

正志は梨花の肩を静かに抱き寄せた。
 2017_03_07


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