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船上で寝取られて~その12~


客室に戻ると目隠しのカーテンを閉めて寝台に寝転がった。
興奮が冷めない。

妻の痴態を思い返すと、すぐに勃起した。
暫く待ったが2人が戻ってくる気配はなかった。

もしかしたら、2回戦が始まったのではないのかと妄想が進む。
自然と勃起に手が伸びた。

妄想の中の妻は、田中に正常位で硬い肉棒を打ち込まれている。
汗と田中の唾液で全身をテカテカに光らせ、眉間にしわを寄せて悩まし気な表情で
田中のストロークに腰をうねらせている。
 
マスターベーションの佳境で2人が戻ってきた。
無言でそれぞれの寝台に上がる。

静かにカーテンが閉まった。
頭上からは暫くゴソゴソと衣擦れが聞こえ、やがて静かになった。

あと少しで夜が明ける。
妻の裏切りがなければ、日の出を見るために起き出していた時間かもしれない。
僕はマスターベーションの余韻で悶々としながらも瞼が重たくなっていった。


「おはよう。あなた起きて」
ぼやける視界が鮮明になると、僕を覗き込む何時もと変わらない妻の顔が目の前にあった。
目が合うと僕の方から視線を外した。

「良い天気よ。あら?顔色が悪い? 大丈夫・・・・・・」
僕に声を掛ける妻の表情はいつもより晴れやかで、どことなく肌艶も良い。

「なんだか頭が重くて・・・・・・」
「船酔いの影響かしら?」

「多分・・・・・・」
僕が痴態を覗いていたとは考えもしない妻に悪びれた様子はなかった。

ふと、隣の寝台に目をやった。
2人の学生の姿はなく、荷物も見当たらない。

妻が素っ気なく、
「下に降りて準備するって。あなたに宜しくだって」
と僕の無言の問いに答えた。

「そういえば、お腹は大丈夫?けっこう長いトイレだったと思うけど」
「えっ!? 起きて待ってたの?」
妻の表情が曇った。

「帰ってくるまで起きていようと思ったけど、薬のせいかな・・・・・・意識が飛んでたよ」
妻は顔を横に向けて安堵の表情を浮かべて、

「夕食に売店のおにぎりを食べたんだけど、それが原因なのかな・・・・・・ もう大丈夫よ」
と言った後、寝台に上がって荷物をまとめ始めた。

2人の学生はもう客室には戻ってこないだろう。
田中は、僕と顔を合わせるのを避けて早々に車庫に降りたのだと思った。

僕の耳には、セックスの最中に妻が田中に言った北海道のツーリングの同道を
認める「いいわ、一緒に走りましょ」という言葉が鮮明に残っていた。

妻の様子は何時もと変わりなく、田中という若いツバメも目の前からいなくなった。
昨日からの出来事が夢か幻のように思われた。

―――妻や田中にしても、セックスの後に興奮が冷めて現実に戻ったというところだろうか―――

僕は妻が不貞に走った原因について考えた。
やはり子供から離れての旅の開放的な雰囲気や、昔のようにツーリングの高揚感に当てられたのが
その理由の1つには違いないと思った。

心を通わせる重たい不倫ではないことは明らかだったが、出会って間なしの他人に股を開いた妻を
すぐに許せるとは思っていない。

しかし、早い段階で不貞のニオイに気が付き、その段階で制止する機会のあった僕には、
一方的に妻を責める資格はないとも思った。
僕は妻を尻目に自分の気持ちの整理がつかないまま荷物をまとめた。


車庫には接岸して暫くたって降りた。
車庫へ続く階段と通路には人が溢れ、最後尾に位置した。

車庫に入り一日半振りに自分のバイクを目にした。
これで北海道を回るのかと思うと心強い相棒のように思えてくる。

荷物を括り付けながら、周囲に視線を走らせたが同部屋の2人の姿はなかった。
妻の不貞の事実は消えてなくなりはしないが、ひとまずはほっとする気持ちが大きかった。

「もう彼らは行ったのかな・・・・・・」
僕と同じく荷物をバイクに括り付けている妻の背中に声を掛けた。慎重に妻の様子を窺った。

「そうね。最後に挨拶したかった?」
妻は素っ気ない口調だった。

「いや、田中君だったかな、一緒に北海道を走りたいって言ってなかった?」
一瞬、妻の動作が止まった。

「そうね、そういえばそんな話をしてたよね。でも、私達のペースと若い子のペースは違うから・・・・・・
もし一緒に走ったら足手まといになっちゃうよね」

「だな。また途中ですれ違うかも」
「そうね」

妻は、もう学生の2人にはあまり興味がないといった感じの素っ気ない返事で淡々と下船の準備を済ませた。
僕も遅れないように準備を済ませると、妻を先頭に北海道の大地にバイクを乗り入れたのだった。(完)
 2017_09_11


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本業から脱落したい
サラリーマン(?歳)です。
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